2008年10月30日木曜日

国立天文台解放日〜解らない事を楽しむ〜

普通、人は自分に解らない事があると、機嫌が悪くなったり、解るまで努力しようとしたり、「そんなこと知らなくたっていいや」と投げやりになったりしますよね。それがね、解らない事が楽しい事もあるんですよ。

先週の土曜日は東京、三鷹にある国立天文台の解放日に行ってきました。
長男が少々天文の方に興味がある的なことを話したら、宇宙開発に携わっていた知人が教えてくれたんですが、国立天文台が年に1日だけ施設を開放して研究内容の紹介や、宇宙についての質問コーナー、普段は入れない施設の解放など、宇宙好きにはかなり楽しめるイベントなんです。
去年も行ったんですが、その時は台風襲来で見れない所も多数あったので今年はその分見て回ろうと家族で楽しみにしていました(下の娘は「興味ない!」といってぶすくれてましたが…)。
朝早くから(って言っても9時ぐらい?!)バス、電車を乗り継ぎ、早速会場へ。緑豊かな施設は大きな大学のキャンパスの様で所々に天体望遠鏡ドームがあったり、かなり不思議な景色。息子は早速前日に用意していた質問を質問コーナーの先生にぶつけていました。生意気な質問をして、先生に「難しい質問するな〜」と言わせて喜んでおりました。先生としては解るように答えるのが難しいと言ってるだけなんですけど…。
研究内容やプロジェクト紹介のコーナーには研究員がいて、見学者に色々教えてくれるんですが、それが非常に親切(不親切?解んないから!)。多分、普段研究室にこもりっきりで研究しているので、自分たちのやっている事に興味をもってくれるのが嬉しいんでしょう、聞いてもいないのに向こうから「ご説明いたしましょうか?」と声をかけてくれます!

『うわ〜、づがまった〜!!汗』

正直な感想です!聞いてもさっぱりな内容に、どう対応したらいいのか?ふんふん適当に答える内に、だんだん解ってきました。
宇宙の事って壮大で自分の想像を絶することばかり。そういう所が面白いと言えば面白い。ここに来て聞く事、見る事もスケールがでか過ぎて上辺だけしか解らない。そういう「解らないと言ってる自分を楽しむ」イベントなんだなと。かなり面白かったですよ!マジで!

そうそう、工作機械は凄かった!電磁ワイヤー切断機ほしぃ〜!どんなカタチだってアルミが切れそう!どれもこれも使いたかったな〜。レンズ磨いてる機械も「これあったらデフリング磨くの簡単だろうな〜」なんて思ったり、アホですね…。

興味のある方は是非来年行ってみてください。自分のちっぽけさが楽しいですよ〜。

2008年10月28日火曜日

パクったわけじゃないですよ!素直な自分の感想ですから!

先ほど、もろてっくさんの所を覗いてみてビックリ!

「愛」の文字が!!!!!!!!

もろてっくさんも自分と一緒で感受性が豊かなんだな〜(汗

自分らの仕事で一番やっちゃいけないこと。

「そのまま他から持って来る事」…

もろてっくさん…
版権訴訟起こさないでくださいね、おねがいします(笑。



「ドローム愛」もどっかの監督がいってた「ジャイ○ンツ愛」から盗ったと言われればそれまでか?ダメじゃん!

2008年10月25日土曜日

2008ワールドドローム参戦を終えて〜なぜ今年も忘れた!?


上の写真かっこいいでしょ〜
ま○ださん提供の写真、2枚を合成してみました。(仕事しろ〜!!ってか)

昔から、自分は生活全般の大体がだらしなく、小学校では有名な忘れ物チャンプ。一年生の時、無くした傘の本数:11本!いつも鼻をたらし(アレルギー性鼻炎でした。タバコ吸うようになって治った)、ランニングの裾に書いた名前を上着の裾から出して「いつも看板ぶら下げてた」と母が死ぬまで言ってました。今でもダメな所はとことんダメでして…。
部屋とかいつも奇麗になんて無理、なんですが!しかし、これには自分なりに理由がありまして、

部屋を奇麗にするんだったら徹底的にやりたい。
そうするには時間がかかるし、なんか億劫。
ま、今度にするか…。

という思考が働き手を付けない。
実際に掃除とか始めて行くと引き出しの中や部屋の隅々までやらないと嫌で時間がかかります。よく他人の部屋に遊びに行って「目につく所は奇麗なんだけど、冷蔵庫や引き出しの中は物がめちゃめちゃ」っていう家ない?それはイヤなんです。


これから今年の反省などを書いていこうかと、まあrusty#2さん所のパクリなんですが!

まず、自分が去年描いていた事が今年実現できたか?これは完全にNo!!
一番大きかったのは弟の結婚が決った事ですかね。別に弟の結婚を恨んでいる訳じゃないですよ(笑!単純に手が4本から2本に減って、環境も財政も激変したはずなのに、そうなった時の自分の対応がまずかった!しなきゃ行けない事が偏り、思うように作業が進められない位潔癖になって結局一台は手を付けられず、あのような結果に…
では来年に向けてどうするか。このブログを始めた事もそうなんですが

「一年間なんとなくドロームの事をやる」

事にします。頭だけでなく(これは毎年クリアしてます)手も、体もちょこっとづつ動かしていこうかと。大体がプロポの使い方忘れてるなんて…どういうこと!?。ここを見てくれる皆さんの励まし・けなし・こけおろし(笑!も力にして、来年の今頃はさらに大きなドローム症候群にかかっていたい…。みなさんよろしくです!

次にストックカークラスについて…
なにも書く事が無いのが情けない。
今年残ったものはまさしく、

「情けない」

の一言に尽きます。反省文を後で書きますと言ってましたが、
書けば後悔している事を活字にできますが、これはやめときます。
それよりも来年楽しめるように、というか来年楽しんで反省終了としたいです。
近々、来年のテーマを建てて自分を奮い立たせようかと思います。皆さんに言ってしまえば後戻り出来ないし!

次にインディクラス…
車紹介の所で後回しにしていた所をここで。
大きな勝因の一つとして、決勝だけバッテリーを暖めてもらった事があると思います。
バッテリースロットが前後方向が相当開いてましたが、そこにはバッテリーウォーマーを搭載して走りました(ホッカイロ)。
今年、自分は全くパワーソースを触っていません。モーターなんて決勝で始めて油さしたぐらいで。なので暖めた事でどれくらい効果があったかは正直よくわかりません。予選と比べてタイムは落ちてましたし。ただ、順位を争った二人と比べるとタイムの落ち込みが少なかったのは事実です。この辺はtomuさん、博士さんの方が精通してるので検証はまた後日かな。やりましょうね反省会!
もう一つの勝因としてタイヤの精度があると思います。ま○ださんの撮ってくれたDVDをヘッドフォンで聞きながら見ていると自分の車の静かさに気が付きます。それだけタイヤは丸く作れていると思います。径も終わってから計ってみても「64.89mm」とかでした。寸法も規定ぎりぎりでクリアしているはずです。正直この部分は完璧なものが出来ていると思います。しかもこのタイヤ制作、弟は見てる前でサクサクっと仕上げてました。細かなノウハウがしっかり出来ていると思います。もし勝因としてタイヤのプライオリティーが一番高いとしたら、現状のレギュなら来年も良い所に行けると思います!が、しかし、このままのレギュだとエントリーする人たちの負担が多いのも事実だと思います。ポン付けである程度の性能が出る物があればいいんですけど。エントラント全体の事を思うともう少し柔軟なレギュじゃないと、折角増えた台数がまた減ってしまうんではないかと心配です。人が集まらなくなったら、それ自体の存続に影響するのは避けられない。
自分の事に切り替えると、今年パワーソースがイコールになった状態でのこの「勝利」はひっじょうに重要なことになりました。去年、疑わしい位の差で勝利した(笑!!去年の車の勝因はドライバーの腕の分を除くと、95%がモーターのチューニングがインディーのギヤ比にバッチリ合っていたことだと思います(実際ストッククラスでは同じモータをつかっても速さを発揮出来ませんでした)。ドライバーも「運転しやすい」とは言ってくれましたが、車自体の完成度はどうなのかは解りませんでした。だってピッチングダンパー付け忘れてても他の車より遥かに速かったし(なんじゃそりゃ)!今年、自分の車が速さを発揮できた事で、車自体の完成度も良い所に行っていると実感できました。これほどまでに運転しやすく、安心してドライブできる車に感動です!自分にもう少し腕の自信が有れば(なにしろラジコン自体を運転するのが1年2ヶ月ぶりだったもんで…)フロントの反応を上げたかったんですけど、さすがに怖くて出来ませんでした。安全第一!

それと、走りの観点から見たボディー性能。完璧です!ダラーラ使って走れないなんて言ってた人いなかったですよね!ある意味今年の勝者は博士&tomuさんです!素晴らしい!!全員が手に入れやすくしかも走りの完璧なこのボディの登場を喜んでいると思います(笑。

ギヤ比の落としどころも良かったんでしょう。tomuさん、博士さんが話していましたが、

モーターが回りきる以上、車の差は出にくい=何をやっても変りにくい=接戦になる

が良いカタチで出たんではないでしょうか。現場では何をやっても速くならず、みんな悩みに悩んだとは思いますが…。接戦もあちこちで見られた様ですし。最初のレギュ通りピニオン22Tだったらもう少し差が広がっていたと思います。

振動の制御に関してはカーボンのアンダーパネルも振動を吸収するには以外といい素材かも?ゴルフやる人なら解るよね。シャーシの剛性アップにも貢献してるだろうし。
今年、準備を始めた頃、tomuさんと車の振動について少し話したんですが、自分は去年の今頃からやってみたかった事があったんですよ。実際に感触も掴んでいたので。実は今年それが出来なかったんですが、来年にはそれをやってみます。


みんなの疑問(自分でも疑問!)
それじゃ何でお前ごときが勝てたんじゃ?

「ドローム愛」でしょ!笑

車に対する愛情です。今回の自分は異常でした。偏愛と言っても良い。変態?なんとでも言ってくれ!!

それぞれのタイム差はタイヤの精度、径、車自体の振動の少なさなど細かな事の積み重ね(ほら〜やっぱり愛じゃん)ではないかと思います。


全体の感想は…。
刺激的すぎる!片方はコテンパンに蹴散らされ、もう片方は紆余曲折ありましたが優勝!一人SMかよ!ってなぐらい。悩ミソから色々出まくりでした!ホント楽しかった。インディ決勝の操縦台の感覚は当分忘れられないな〜。信じてもらえるかな…ホントに誰が勝っても良かったんですよ。勝ちたいとか負けたくないとかじゃなくて、なんて言ったらいいのか…来年もあんな感覚になれるかな…。それが大きな目標です。
また行くたびに声をかけてくれる人や知り合いも増え、非常に嬉しいです。大体が自分ひとりじゃこんな成績残せたわけもなく、周りのみんなが惜しみなく情報や技術を提供してくれたからですから。ホントにありがとうございました。ここが一番重要かな!

なぜココまで入れ込めるのか?
これは「1年の間に2日間」しか走れない、他に同じような所もない特殊な環境で遊ぶために、一年間妄想できる事、妄想しか出来ない事に尽きるんです。だから考える。頭が動くから楽しいのかな。そこが他のラジコン遊びと違うように感じる所なんでしょう。実証することが一年に一回しか出来ないなんて…。ドロームのいけず〜。

来年に向けての抱負、
一番最初に書いちゃったけど、一年間通してちょこちょこやりますよ。ブログの話題作りのためにもなるし!
それと「バランスが大事!!」遊びとしてやる以上、徹底的になってしまうのは自分的にはしょうがない事(仕事は正直、お金との釣り合いも重要)なので、それならば最初からテーマを立ててそれに沿うカタチにすれば潔癖になるまでは行かなくて済むのかと…多分無理だな(笑。とにかく「楽しむ」ためにがんばりまっしゅ!

ここを見に来て下さってる皆さん本当にありがとうございました。来年まで会えない人もいるんでしょうけど、その時はまたよろしくです!

2008年10月22日水曜日

The last 103〜コンデレってなんの略?


コンクール ド エレガンスですよね。違いましたっけ?
それだったら、コンドエじゃね?フランス語だと「ド」が「de」ですか?
それでコンデで、エレガンスの「レ」ですか…
どうでもいいですか? いいですね…。( zipbliz的言い回しで入ってみました。)

今回、ヤマ編的コンデレ頂きました。それ自体は非常に嬉しいんですが、
ただ単にヤマ編の趣味と合致しただけとも…
ヤマ編と自分の趣味が似てるのかな〜。
「センスがいい!」って言われても、それは元のカラーリングをデザインした人間のセンスがいい訳だし。それを言うなら「カッコいいカラーリングを選んでくるセンスがいい」です。自分には特定のファンがいる訳でもないので、「誰々の車を作りたい!」と縛られる事もなかったですし。
ストックカーもそうですね。自分にとってはカラーリングが一番の魅力でもあるんですよね〜。あのバカっぽくも「どうすりゃカッコ良く見えるか」ってことだけ考えたような説得力!まさにアメリカン!大好きです!

DRYさんの呼びかけで「08カラーリングイベント」が開催され、インディーカーに詳しくない自分は、ネットでカラーリングを調べ始めました。
最初に決めたカラーリングは別の車だったんです。自分で塗るのに好みじゃない物を塗るのが嫌だったので、他の人に選ばれちゃう前に!っていう自分勝手な欲望から慌てて決めたんですが、後にそのカラーリングを調べるうちに「どエラくカッコいいカラーリングが他にあ〜るじゃありませんか!」ってことを知りました。それが今回選んだカラーリングです。
DRYさんに無理を言って変更してもらい、調べていくと結構ラクチンな事にも気が付きました。ロゴが殆ど白でシールを作るのも楽だし、誤摩化しが効くほど全体にスポンサーデカールが貼ってあります。一色塗りだし…ラッキー!……zz.

そうなんです!お気づきの方もいるとは思いますが、そこが「落とし穴」なんです、自分にとっては!

結局塗り終わったのは開催週の木曜日でした(笑!


各方面で話題になっている(笑! ウイング類は、翼端を斜めに落として空気の渦を発生させる事を抑えて…もういいって?
実はそうじゃなくて、スケールモデルではよくやる手法なんです。薄くする事でぱっと見、翼端やディフューザーなどのリアル感が増す手法です。もちろんこんないい加減な仕上げではないんですけど。空気の事を考えてやった事だからいいんです!

こんなもったいない事…ばちあたりめが〜!!ばあちゃんに言われそうです。
前にF-1でノーズを作った時にはバルサで型を作ってヒートプレスで作ったんですが、時間的なことからこんな事に!さすがに下半分丸裸じゃ人前には出せないでしょ。塗ってないボディーを眺めれば眺めるほど「使えそう♡」って見えてきてしまって、バッサリ切り落としました!隙間が空いてるのはご愛嬌ってことで。
とにかくノーズは横から見た時に、下面が前に向かって緩やかに上ってなければいけないんです!そうしないと似ない。フロントウイングも抑揚無くまっすぐで、翼端も今風にしないといけない。ここはこだわりました。

フロントアームのフレックスデカール貼りは去年のインディークラスチャンプカーと同様。しかし!これはもう一枚おこそうと思っていたタミヤボディーに塗るはずだったカラーリングに合わせて貼ったんです。だいぶ前から決めていたカラーリングだったので、一番最初にこの辺りから作業を始めてまして、あとから最近のインディーカーはアーム類は黒というのが解りました。でもいいかなって。貼るの大変だったし、それを剥がすのはちょっと悲しいかな。どうせデザインは似ても似つかないカタチしてるしね。あ〜今風に作り直したい!
前からフロント足回りの周りの「穴」をどうしたら埋められるか色々考えてました。F1で一回やった事があるんですが、ボディーの付け外しが大変で、改善しないとな〜と思ってました。さんざん切った貼ったしたあげくこのようなカタチに。大会には間に合わなかったんですけど、ワールドには埋まった状態で載ると思います(笑!!

ミラーと後輪近くの三角形の隔壁はプラ版で作りました。ふつうのコース走るならプラ版じゃ壊れるのが怖くて作れないんですが、修善寺なら何で作ってもクラッシュしたら壊れちゃうし、それならってことで薄板(0.5mmだったと思います)を箱状に組んで作りました。隔壁の方は結構複雑なカタチしてまして、それもヒートプレスなどで再現。写真が無いのが残念です。ここ見てほしいな〜。
ミラーは本当はかなり高い位置に特徴的な足(窓の付いた板)で付いていますが、さすがにしっかり付ける方法が思いつかず、厚リャン2重にしてペタッとついてるだけです。ミラー部分はtomuさん作。この二つはtomuさんの分も作りましたが、ミラーを現地に持って行くのを忘れてしまいました。ごめんなさい!自分も「くやしいでしゅ!」
隔壁の上にも羽が本当は付いてるんですが、これもしっかり付ける方法が思いつかず却下。来年に持ち越しっすね。付けてる人いたな〜。どうしてるかちゃんと見ておけばよかった。

鳥さん情報で「インディひっくり返った写真ここにあるよ」というので、それを見てしまったのが最後、再現するしかないじゃないですか!どうするか悩みに悩んでこんな感じに。こういう工作は結局、現物合わせでしか作れないので作業の手順とかで結構その都度どうするかデッサンしました。正直「こんなカッコにしたら飛んじゃうんじゃない?」ってみんなで言ってたんですが、アンダーパネルをつけてテストしてきた博士さん&tomuさんが大丈夫なのを確認してきてくれたので自信をもって作りました。間にある薄いグレーの隔壁はうっどさんからもらったガイダック板です。この素材もラジコンに使うには最高!いろいろ使えて便利です。ありがとうございました。来年もお願いします(笑!。
おおむねタミヤの四角いウレタンバンパーを卓上バンドソーで切って作ったんですが、もう最高に気持ちよく切れます。このバンドソー、表(弟のブログ)の方で紹介してましたが、ラジコン工作には最高ですよ。オプションでダイヤモンド歯があるのでカーボンもサックサク!電動糸のこに比べるとかなり高いですが、作業性と気持ちの問題を考えると断然こちらをおすすめします!あれがなくなったら自作車作るの辞めます、っていうかラジコンやめます!

シール類はA-oneの「のびーるシール」透明に、友達から借りっぱなしのアルプスMD5500で裏ばり用にプリント。白を刷れるのが現実的にこれしかないので。でもこれが非常に厄介!かなりの無駄を出してしまいました。さすがにだいぶ慣れましたが、シールとインクリボンの相性が悪く、エラー等は避けられません。必要な枚数の倍はシールを用意しておかないと心配です。今回はストックカー1台、インディーカー2台分で計5枚出しました。
スキンデータを鳥さんが用意してくれてたんですが、こだわりもあってデータの殆どは自分で作りました。あるものはネットでダウンロード、無い物は写真を見ながら一から作りました。使ったソフトはアドビのイラストレーターです。この辺の作業はかなり前から始めてたので自分でもなかなかの出来だと思います。パソコンさえあれば何処でも出来ますし。
タイヤステッカーは「のびーるシール」の白にインクジェットで印刷。ホイルシールはtooのシルバーラベルGにインクジェットで印刷です。インディアナポリスのマーク以外のデータは自作です。

見た目に関してはこんなとこかな〜。
子供の頃、砂場にコース作ってスーパーカー消しゴムはじいたり(スーパーカー消しゴムも色塗ってたな〜。)、畳の耳の部分を道路に見立て、ミニカーを寝っ転がりながら「ブーン」ってやってた頃の自分と今も何も変わってません。プラモデル作っている時も「これが走ったらなー」と何回思ったか!。
ボディーに関しては及第点はとれたかなと思ってますが、もうちょっとやりたい事もあって、その部分は来年には突っ込みたいですね。

次回、2008ドローム参戦記、最終回かな?

The last 103〜妄想とヨケイナコトの固まり



















唐突ですが…

103って凄いですよね〜。

D-driveのシリーズ戦に参加していた頃使っていましたが、
バランスの素晴らしさ、ランニングコストがラジコンとしては庶民的、多少の組み立てスキルの違いなら埋めてしまういい意味での曖昧さ…どこをとっても「流石は世界のタ…」です。

でも、
「もう自分では103はやらないだろうな〜」と思ってました。
みんなも使ってるし、
これ以上やって行くともうオリジナルになってしまって
またアリ○リさんに「これは103ではないですね…沈」と言われそうで、
もういいかなーと思ってました。
(もちろん今でもD-Driveシリーズ戦では主流で、タイムも順調に更新しているようです。まだまだ奥が深いですな〜)

インディークラス参戦にあたって103Lを組む時、
「これを自分で組む最後の103にしょう!」
と思い、自分なりにテーマを決めました。

徹底的に精度を追求する。

これを柱に、作業をして行きました。
以下、自分の思い入れ(妄想、または余計なことともいう)のほどを…。


最初の作業はフロントサスアームからサーボマウント、アッパーデッキの取り付けです。
今回フロントサスアーム、シャシーをD-drive製としました。
サスアームの前評判も上々、シャーシの工作もいいんですが、
両方を一緒に使うと問題が…
まず、サスアームのシャーシに当たる面が平面ではなく凸凹なため、シャーシにぴったり付きませんでした。整形が難しい素材だという事は聞いていましたが、気になります。しかも高さがアッパーデッキのポストと合いません。インディーシャーシで使う事は考慮に無かったのかもしれません。そのまま何もしないで組むと当然シャシーが反ってしまうので、サスアームの下側をフライス(一番低い所に合わせるだけ)、高さを実寸してポストを制作します。コンマ2位長くしたと思います。がこれは後から気が付いたんですが、アンダーパネルの厚さを引くのを忘れてて、出来上がったポストをを1mm短くしました。
サスアームは組付けをした後、キングピンの穴をリーマーで整え、スルスル動くようにします。F-1で遊んでたときもココはかなり気を使いました。アッパーデッキをサスアームで挟む形になってますが、どうもサスアームの出っ張りが長過ぎてしっかり締まりません。ここも多少フライスしておきます。


当初、タミヤボディーも作るつもりでしたが、時間的制約などでダラーラ1本にしぼりました。博士さんからも聞いていましたが「サーボの取り付けには注意」しないと干渉してボディーが高くなってしまうので、悩んでいました。実車の写真を見ると、ノーズの細さ、トンガリかたが尋常じゃありません!どうしたら出来るか悩んだあげく、

・サーボをスラントさせてマウントした時にサーボの角があたる箇所を、抜けんばかりにシャーシをフライス。約2mm!
・サーボは必ずボディーが透明なうちにスラントさせる角度を現物あわせ!
・ノーズを低くしないで、フロントウイングを上げる。

ことで解消しました。使ったフロントウイングはシェブロンの旧型F-1用、あと使わないであろうFRPのF-1シャーシです。F-1シャーシの前部分をカット、それにウイングを付けて、インディーのシャーシの上に乗せて取り付けます。そうする事でウイング高が約2.5mm上に上がります。
サーボセイバーは去年の車を見てみんなABC製を使ってくるだろうなと思って、あえてキンブローをチョイス、んな訳なくて、少しでも低くマウント出来るようにとこちらにしました。性能は今イチ。



アンダーカウルは1mmカーボンを最初から使う予定でしたが、シャーシに元から開いているネジ穴を使って共締めにして付けるとTバーの付くプラスティックのパーツが2つとも1mm上がってしまい、結果Tバーも1mm上がります。そんなにTバーの位置が変わってしまうのは走りに多大な影響が出てまうやろ〜!!、なので前後のプラパーツの下、シャーシに当たるあたりを1mmフライス、同時に余計な部分を切り取ってしまいます。
リポバッテリーがなかなかレギュで決まらず、去年のトランザムで使っていたバッテリーになるんではないかと先読みし、縦寸21mmの空間になるように先ほどのプラパーツの上をフライスし、高さを5/100mm誤差までそろえ、バッテリー上のアッパーデッキがシャーシと平行になるように調整、それに伴いモーターマウントのフリクションプレートが付くプラパーツもフリクションプレートを下げるためにフライス。フリクションパッドが適正な位置にくるように調整します。が、レギュが発表になると薄型とデカイのと2種類使えることがわかりました!博士さんやtomuさんと相談した結果、「デカイ方が偉い!」と男的発想から大きい方をチョイス。結果的に削った部分に2mmのシムを挟む事に…。残念!しかも終わってみると「どっちもかわらなかった」らしい…。バッテリーは「きゅっ!」と通って、グラステープを軽く貼れば動かないし、無理にいれる事もないのでシャーシへの影響はありません。左右でスペースに余裕があるのでバッテリーの位置でバランスを調整できます。前後の空間はそのまま。理由はまた今度…。
アンダーパネルの後端のカタチがちょっと不自然でしょ?これはあとからディフューザーを付ける予定でこのカタチに。しかし制作できず。この部分が心残りですね〜。


モーターマウントはあえてノーマルレフトマウント&アルミモーターマウントをチョイス。左側はこの方がベアリングの位置が外に出るので回転部分の剛性が飛躍的に上がるはず(妄想…)!カーボンシャフトを使うつもりだったので剛性確保は必須でした(妄想だって!)。
モーターマウントの組付けは定板の上で下側の「面」が出るように根気よく組みます。ネジを締めるトルクで必ず歪むので結構厄介です。それぞれを接着してしまう人もいるらしいですが、クラッシュで歪んだ場合直しにくいので自分は接着しません。
Tバーはノーマルです。空気の渦を考えて後端を斜めに落としてますが…いいでしょ♡
こうする事で空気の渦の発生を抑えてですね…
つづけます!
取り付けもフロントアルミカラー、リアOリングで去年と一緒。締め込み具合も「バリ固ちょい手前」で一緒。この辺は好みかな〜?どうですかtomuさん?


なんと言っても今回一番手がかかったのがホイル&タイヤです。
皆さんも承知のことと思いますが、現在市場で手に入るホイルはD-drive製のみと言ってもよく、皆さんも使ったと思いますが、
「まっすぐ回らない、と言うか催眠術がかかりそうなほど、歪んでいる」
ものが出回っていたと思います。D-driveサイドもその事は解っていて、フロントホイルは出荷出来ず、直前に品薄!対応に追われてました。
初期のロッドは非常に丸く、いいホイルだったんですが、だんだんと歪んでいき、去年の夏の耐久はそれが原因でベアリングが破損、熱でホイルが解けてトラブルの原因になったりもしました。しかし!自分に手に入れる事が出来るのはこれしかありません!タミヤのホイルは少々ベアリングのはめ合い精度が緩く、あまり使う気になれなかったのも事実ですが、D-driveホイルもこのままでは使えない!D-driveも対策済みらしいので新しいロッドに期待ですね。
最初はセンター穴に対して外周を合わせて削りましたが、それではホイルの厚みが足りない!要するに外を削ったのでは円にならないぐらい歪んでいたのです。
さんざんテストでダメにした結果、

・センター穴をプラリペアでうめる(D-driveホイルは素材がABSに近いので使えますが他のホイルでは使えない場合もあります。反対にナイロンで出来てないのでダイロンで染める事は出来ません。)
・外周を旋盤で加え(ジグを制作)、センター穴をあけ直す(精度が出やすいように貫通穴、フランジベアリングを使うので最後にインチのリーマーを通す。)
・あけ直したセンター穴に対して外周を整える

ことにしました。
こんな事機械ないと出来ないよね、ズルい!と思われるでしょうね。
丁度制作していたこの頃、ホントに潔癖になってしまってて、見に来るみんなに「アホじゃね?」顔されてました。病気でした。
工作自体が結構難しく(素材が柔らかいので「動いて」しまって大変でした)時間もアホみたいにかかりましたが、納得のいく物が6本できました。
リアホイルは程度の良いレフトハブにくっ付けて旋盤で外周を整えたのみです。
ただし、こういった作業をした場合、ハブの種類は同じ物、イモネジの所にはマーキングをして、いつも同じ所に入れられるようしないと意味がありません。が!あとからディスクリムを埋めてしまった時にマーキングを入れ直す事を忘れてしまい、マーキングも見えなくなり何の意味もなくなりました…トホホ。
ディスクリムは空気抵抗うんうんもありますが、それよりも「見た目」のためです。実車の写真を見ているうちにやらずにはいられなくなりました。ホントはもっとリアルに抑揚をつけたかったんですが、そこまでやると性能が…妥協点ということで。
ディスク自体を外から貼った訳ではなく、自分のはディスクの厚み分ホイルを削って「溝」を掘り、その外周に合わせたディスクを「キュッ」とはめ込んで接着しています。自己満足のみでした。tomuさんのホイルは外から貼付けて外周を整えましたが何の問題も起きませんでした。
フロントホイルにはインチベアリングを使いました。理由は程度のいいミリ規格のフランジベアリングが手に入れずらかったからです。従ってフロントアクスルも8mmから7.92(だっけ?)へサイズダウン。ベアリングに負担をかける事無くタイヤを付けれます。

あと〜、自分の使ったタイヤは全部tomuさんがバランス取りをしてくれました。テンパっている自分を見かねて、本人から声をかけて下さって…(なんか仕込まれるんじゃないか?)なんて微塵も思ってませんよ!まさか〜そんなこと思ってませんて!
おかげでシャーシを手にもって全開クレても振動は殆ど感じません!

全体的に「タミヤ純正もの」が多いでしょ。
もともとサードパーティーものがあまり好きじゃないというのもありますが、意識的にこだわった部分でもあります。一見ノーマル風ってカッコ良くない?(見えねーか)

あと、自慢はアンテナマウントかな!かなりカッコ良く出来たでしょ!カーボンの板はサーボマウントが開く事を押さえてます、かも?


もし、こんなズルい事してない?的な質問があったらどしどし書き込んで下さい。
なにも隠さずご返事いたします。

次回:ボディー編かな。

2008年10月18日土曜日

インディ決勝〜やっぱ何事も「人間力」ですか。

やる事やってその場に臨むというのは、いい意味での緊張をうむものです。
北島康介も言ってたでしょ、「不安にならないための練習」だって。
何年か前までバンド活動をしてたので、その頃を思い出します。
練習でしっかりした物が出来ていれば、本番は緊張を楽しめるというか。
反対に何かやり残した事があると、急に本番前に不安になって力が出せない。

不思議と不利な状況にも関わらず、変に「やってやるぞ〜」とか「がんばらなくちゃ」と考えることもなく、ホント純粋に後は楽しむことに専念できる気分でした。手が震えることもなく、ただただスタートに集中します。
車出しの時に下に降ろすかどうか聞かれたときも冷静にスタートの事だけを考えて「そのまま置いて下さい」と言えました。トリムはバッチリ合っているはずです。おかしかったら走行中に直せばいいんです、と「やりきった覚悟」がそう思わせます。自分のインタビューも人のインタビューも耳から耳に抜け、レースの展開を予想します。

自分の考えた展開は、
おそらく博士さん、tomuさん、自分の三つどもえなると考えました。今日の予選からポールのミ○ワさんは安定力を崩しています。博士さんに先頭に出られるとおそらく追いきれない、という事はスタートを決めてトップ、もしくは順位をキープしてオープニングラップを回ってくるしか無い。あとは向こうの方が速いんだから抜かれるのを覚悟でバトルを楽しむ!博士さんさえ押さえればその展開にもっていける、スタートを決める、スタートを決める、スタートを…
本当にいい緊張状態でした。

※ココからはマ○ダさんの撮ってくれたDVDを見ながらです。もう30回は見たね!
でも、レースの展開はほぼ覚えてた通りでした。にしてもこのDVD良く撮れてます!どのクラスの決勝もバッチリ楽しめました。

オン ザ トーンのコールの後、ブザーでスタート、車を降ろさなかった事でタイヤのグリップはバッチリです。直ぐに左手は「グー」状態。理想的なラインでターンに入って行けます。博士さんもtomuさんも押さえる事ができました。すると直ぐにミ○ワさんが裏のストレートでクラッシュ。ホントビックリ!早くも3台だんごの展開です。(クラッシュは予想してませんよ、ミ○ワさん。あれはどうしたんですか?)
ほぼグリッドと同じ間隔のまま三台でターン4を立ち上がってくるインディーカー、この展開に最高に興奮しました。しかし非常に冷静な自分もいました。後はこの状況を楽しむだけです。変な欲も遠慮もありませんでした。自分の全力を出し切るだけです。2〜3周回ってみると車のスピードもほぼ互角に仕上がっている事に気づきました。決勝に向けモガイた甲斐がありました。自然と「たっのすぃい〜」と叫んでいます。
そこからさらに3〜4周すると、なんと2人が離れて行くではありませんか!!あれ?どうして?3人でガチンコ勝負の予想が意外な方に外れます。こうなったら自分のラインだけに集中です。気を抜いたり余裕が出来たりは決してありません。視界の角には2台が常にあります。横の二人が「ウッヒョウ!」とか「ヒャッホウ!」とか言うたびに視線を動かしそうになりました。
この辺りからバックマーカーをパスしていきますが、DVDにもありますし、決勝後のインタビューでも言ってますが、自分が巧かったんではありません。抜かさせてくれたバックマーカーの人たちが巧いんです。みなさん完璧に、ご自身のポジションも落とす事無くラインをあけてくれています。自分はただライントレースを心がけるだけです。レースで今までトップを走る事など滅多に無く、トップメインでは当然始めて。こんなに優遇されてるなんて!
最後の2周まで全く緊張することなく、スポッターのおさわりさんの的確な指示にしたがいながら我が道をひた走ります。途中、MCの声で後ろが近づいて来た的なコメントにも惑わされる事も無く、「いつかは追いついてくるでしょ」ぐらいに思えてました。残り時間も気にならず、ただただ操縦を楽しんでいる、最高の時間でした。
ところがMCの「この周がファイナルラップになるでしょうか!?」の言葉で現実に!!ターン2から裏のストレートでふらっとブルーラインの上に!(この瞬間はマジで焦りました)手が巧く動きません!ターン3、ターン4とフラフラ走り、時間も微妙!「もう一周回ってください!!」おさわりさんの指示でもう一周慎重に回ります。うそだろ?自分が勝つの?自分が勝っていいんですか?ホントにいいんですくぅあ!?正直軽いパニックでした。



終わってしまいました。
ホント楽しかった、インディーに関しては初日から通じてずうっと接戦、お互いニコニコ笑いながら、牽制し合い、相談し合い、切磋琢磨した結果が「お互いに楽しむ」ということにつながって…。
また、みんな喜んでくれたのが非常に印象的でした。
tomuさん、博士さんも自分のように喜んでくれたし!
結果、自分が一番でゴールしましたが、だれが勝ってもおかしくない、大接戦だったと思います。勝ったのは自分ですけど!フフフッ。
来年も同じような展開で楽しみたいっすね。出来れば全車そろってやり合いたいですね〜。


総括その1:楽しむためには、妥協しないこと!

これに尽きます。
ココまで突き詰めて組んだシャーシも今まで無いし、ボディーも自分で「カッコいい」と思えるレベルまでは仕上げられました。言葉ではよく聞く事を身を持って知る事ができました。

総括その2:「人とのつながり」を大切にね!

前にも書きましたが、いろんな人々に影響を受けながら進んで行く事がどれだけ効果的か!皆さんから受けた影響力に感謝です。




そういえば自分、2日目をほとんど裸足で過ごしましたが、絶好調のつもりだったのは頭だけで体には相当な負担がかかってました。足が熱くてたまらなかった!眠りたかったんですね〜体が!決勝後、撤収を手伝った後数人と食事をし、箱根の仙石原に家族を迎えによって帰路についたのが10時過ぎ。正直、小田厚はヤバかった!どんな眠気覚ましも効かず、1.5秒に1回はまばたきし、車線をまたぐのもしばしば。ホント最後は「人間力」っすね。「あと一回車線またいだら車止めて休もう」と気を入れ直し、子供の寝顔見て気持ちだけで眠気を押さえ込んでやっと帰りましたよ!


2日目〜もがく事で得られたもの

朝一からサクサクっと準備を進め、ストックカーにはクリアウイングを付け、充電もバッチリ。一日目とは違う自分に「なんだか今日イケそうなキがするうー!」と吟じたくなる気分♡予選4回目を終えるまでは…。

ストックカー予選4回目
クリアウイングの絶大な効果は一年目で解っていました。ただ、自分の求めているスタイルを曲げてまで付けたクリアウイングを活かすことが出来ません。
「全く走れない」
空力の問題ではありませんでした。
一日目の所にサーボの故障と書きましたが、その事を疑いだしたのは実はこの時点です。スッカリモチベーションダウン…。とにかく戻ってインディーの予選に向かいます。

インディー予選4回目
この予選から上位の人たちと力比べか!なんて余裕ブッかまして望みましたが
「全く付いて行けない」
かなり焦りました。ストックカーの悪いリズムを引きずっている訳でもありません。走行ラインもそれほど悪くないし、昨日から何も変えてないのにコンマ3以上落としています。しかも博士さんは昨日とほぼ同じタイムを刻んでいます!
「ワケワカラン」
そんな感じでした。昨日インディークラスの人たちが「何をやっても変わらない」と口を揃えて言っていた車でコンマ3落ちはマズいやろ〜、どうして?どうして???
ピットに戻って車を前に頭を抱えましたが、そうも言ってられないのがダブルエントリー、ストックカーの準備に気持ちを切り替えます。

ストックカー予選5回目
もう一度ボディーまわりをしっかり付ける事にして、プロポの設定を今一度確認し、走り出すも、
「全く走れない!」
少し高い速度域まで行けるようになりましたが裏のストレートまで行くとクルっと…
完全に追い込まれました。というか終わりました。この状態から持ち直す事は不可能。ただし今日は気持ちが折れません。とにかくやれる事やって後悔しないようにするのみです。

インディ予選5回目
ストックカーに手がかかり過ぎ、ウイングをフラップ無し(昨日変更した時は殆ど変化なし)に付け替えただけで望みます。が、
「全く付いて行けない!」
気持ちの焦りからスタートでクルッと回るわ、焦りから思ったようなラインは走れないわで、いいところ無し。タイムもトップの博士からコンマ1.2落ちの4位です。昨日からコンマ1.8も落ちてる…どうしてそんなに落ちたのかが解らん…まあ今回はドライブがだめだったしと言い聞かせ、ストックの最後に向けてモガく事に。

ストック最終予選
ボディーを押さえたのが多少効いてたようなので、さらにウレタンでボディー押さえを突貫でつくり、もう一度フロント周りを確認、リアタイヤだけを徹底的に拭いて望むも
「全く走れない(涙」
正直、結果は大会の何ヶ月も前から決まっていました。決勝はキャンセル決定です。こんな状態で一年間用意してきた人たちに迷惑かける事はできません。ハヅカジイ…
反省文は最後に書きます。

インディー最終予選
ストック予選とインディークラス予選はそんなに離れてないんです。
ストックが予選3組目だったので、トラッククラスの予選が間にあるだけです。
最後の予選にタイムアップを狙いたいんですけど、何をしたらいいか解りません。となりでtomuさんも「何をやってもかわらん」とぼやいています。スペアで用意していたタイヤに付け替え、後はそのままスタート。
「全く付いて行けない(涙」
またもやスタートに失敗。スタート練習のつもりで走り出すも1ターン入り口でスピン。幸いアウト側だったので接触は免れましたが、タイム更新出来ず。博士から相変わらずコンマ1強離されてます。tomuさんには腕でかなうはずもなく、かなり追い込まれました。昨日の2番手タイムは抜かれずに予選最終結果は2番手。今日の予選の流れを見ると、
博士さん→tomuさん→自分→
のようです。ポールの箕○さんも侮れません。しかし決勝を前にしてバランスを崩されている模様。
ピット前での博士さんのあの満面の笑みが余裕を感じさせます。くう〜どうしたらいい?あとコンマ1詰めるにはどうしたら…。

「今出来る事を徹底的にやる」

もがくしかありません。
ストックの決勝はキャンセルすることに決めていたので、おさわりさんのスポッターだけをやり(決勝残念でしたね。来年一緒にリベンジしましょう!おさわりさんの人柄に惚れました♡)後は時間ギリギリまでもがき続けます。各部の動作チェックから給油、ベアリング全交換、バックラッシュを気の済むまで調節し、モーターへの注油、シールの貼ってあるウイングのフラップをカット。
さらに翼端をヤスリ&カッターで薄く削り、翼端から出る渦を…妄想です。あとバッテリーの管理をtomuさんに依頼。(よく考えたら普通こんなことしてくれないよね)ホイルにシールを貼り、ボディーを拭いて、デフをチェクして、集合時間の前にタイヤを前後クリーナーで拭きまくり決勝に臨みます。やれる事はやったんじゃないの?と2日間通して始めて思えました。

ツズク!

2008年10月17日金曜日

1日目と2日目のその間〜ナチュラルハイ!

この辺は正直あいまいで…
一日目の事をかなり詳しく書いているようですが、これもまマ○ダさんの撮っていてくれた写真のおかげで、断片的な記憶を画像と照らし合わせてなんとかつないだだけでして。

きな臭い頭とクマだらけの目をこすりながら、
「明日のために何をしたらいいのか」
を、必死に考えました。いつもなら簡単に出てくるはずであろう答えを、必死に練り出して部屋で準備をします。バカみたいな荷物を運び込み、リラックスしている人をよそ目にストックカーを修理していきます。
ストックカーは、こうなってしまった以上求めるものは少なく、あと一日を楽しく過ごすために安全策を考えていきました。ただ!やはりそこは半分壊れている人間、的確な作業など出来るはずもなく時間ばかり過ぎていきます。ながっちゃん&おさわりさん&tomuさんからのアドバイス(ダメだしともいう…)でなんとか修理を完了し、HIROSIさんとの相談の結果クリアウイングを付ける事を決め、もしも、も・し・も!巧く走った時の事を考え今日のために買ったバッテリーを組んで…。
インディーはと言うと、みなさん見に来てくれたり、写真に撮られたり、博士さん号とtomuさん号と3台並べて明日の予選、決勝に向けて闘志を燃やしたり!そう!ほったらかしです。かまっている余裕がありませんでした。

正直、木曜日の朝から殆ど寝ずにいたにしてはそうとう楽しく、全然眠いとは思っていませんでした。「作業が終わったら町にくり出してやる!(どこに?」ぐらいに思ってたんですが、ふっと気が抜けたとたん、気絶しまして…「もう寝て下さい!」と説得され、この日は終了!

一瞬でした…休んだというよりワープしたとでもいうか。
ただ楽しい事に向けた朝だったのでかなり目覚めは爽快!昨日までのあの体調が嘘のよう!

ゼッコウチョー!

朝までナチュラルハイだったようです。脳内麻薬のおかげで滞りなく2日目を迎えられました。

ツズク!

1日目〜どん底と快走!

ツズキカラ…

思い出しました。ストックの練習はバッテリーが間に合わずキャンセルしてました。
ストックは予め走行させたことがある(といっても家の前を540でちょこっと走らしただけですけど)のでプロポの設定などは出来ていたはずでした。ところがインディーの方は前日、動作確認の為に電源を入れ、スロットルを入れた瞬間にアンプがブローしてしまい、全くの初スイッチオンでした。考えてみればそれじゃサーボセイバーがセンターに付いている事すら確認していなかったわけです。現地で円ルートのスタッフから設定済みのアンプを受け取り、結線してそのまま練習へ…電源を入れるとサーボはリバース、トリムずれずれ。しかも最悪なのはストック用のセットになってたプロポをイジイジ…。しかもその事を後で思い知ります!

基本が体から抜けてる!

例年ノーコンなどのトラブルで大慌てには慣れてましたが、自分一人で全てをコントロールしなければならない今年は基本の「き」が、まったく出来ていませんでした。

慌ててピットに戻りプロポの設定の見直しを始めますが、設定の仕方を忘れてます!
「システムモードにするのはどうしたらいいんだっけ?」
「新しく車のセットを作るのはどうしたら…」
寝不足の頭では全く思い出せません!
結局ストックのセットをインディ用にしたまま、ストック予選1回目。

タイヤが反対に切れるんですけど…

ヤッチマッタ…あせってリバースにするもステアリングの動きは完全におかしい!
しかし走ってみない事には何も解らん!(無謀)とスタート。
クラッシュを繰り返し、終了。
朝まで塗っていて、大会中にシールを貼って仕上げようと思っていたボディは既にボロボロに。そして恐らくこの時点でサーボを破損したんでしょう。フロント周りを軽く破損し、それを直して予選2回目。

ハンドルが右に切れないんですけど…

地面に置く前は左右切れます。置くと切れません。
そんな状態で走行してクラッシュ!今度はリア周りも破損…この時点で初日のストックは終了しました。なにより痛かったのはタイヤの破損!高い金出して買ったのに〜

寝不足の冴えない頭で「罰が当たった」と思いました。
何の準備もしていないのに何とかなるほどドロームは甘くありません。
そんなこと解っていたのに、また今年も繰り返している自分が恥ずかしくて、情けなくて。
「妥協と慢心」
当然の結果なのです。

ストックのメタメタぶりからインディーの予選一回目も覚悟はしていました。
電源を入れ、切れ角のチェック、ステアリングスピードのチェック…期待もせずスタート。
走ります!普通に走ります!しかも車自体の挙動は超安定!
正直、ボディーはスケール感にこだわって作っていたのでココまでの走行を期待していませんでした。まだまだ細かなプロポの設定が出来ていなかったので操作感に多少の問題がありましたが、そこを煮詰めれば問題なさそうです!
予選2回目
左右の切れ角の調整、切れ幅の縮小、ステアスピードの調整をしてスタート。
車自体は思い通り走りますが、コース独特の「落ちて行く」症状をコントロールできません。
落ちるから持ち上げる、すると2ターンで外にはらむ。結局納得のいくラップは取れません。
しかし現在2番手!tomuさんや博士さんよりも上にいます。普通ならかなりこの時点で興奮しそうなんですが、寝不足のせいか、なんとなく「よく解らない」「頭を整理できない」状態で、正直、自分でも始めての感覚でした。徹夜は慣れてるんだけどな〜。なんか脳に出てたんでしょうね。

走行のコツをtomuさんから伝授され予選3回目。
嘘のように走りやすくなります!ラインも自分なりに感触をつかみ、タイムアップ!
2日間通してのベストラップ 10.339が出ました!「ポールも夢じゃねーなっ」なんて思っていたら、上には上が!それでも予選2番手です!Aで走れたらいいな位で思っていた人間には驚きの結果です!ところが頭は例のごとく…「ポケラ〜」。

予選を走り終えての感触としては、

・ものすごい安定している車。
・バンクに「当てて」走ると失速。
・かなり拮抗しているので抜くのは大変。

というものでした。
何より、見た目にこだわって作った車がバンクを立ち上がってくる姿を見て単純に「カッコいい」と思えたのが嬉しかった…ウルッ。インディーに関してはこれで当初の目標は達成してました。ところが思わぬ好走に新たな楽しみが!「ガチでtomuさん、博士さんと決勝で勝負したい!」3人でかなり盛り上がってました!こんなことが自分に出来るなんて本当に思ってませんでしたよ〜。これも腕をカバーする車の仕上がりのおかげです!インディーは全てがかみ合っていくようでした。この時は…

サラニツヅク!!

2008年10月15日水曜日

とりあえず初めてみますか…

みなさん、ってだれもまだ見てねーか…
弟の所ではラジコンネタがメインですが
自分の所ではドロームを中心にラジコン以外のネタもおりまぜて行こうかと。
恐らく自分の性格上、更新はかなり不定期になるとは思いますが、
ドシドシ書き込み等よろしくです。

え〜はじめにこれから書かんとイカンでしょっていうことで、
今年のドロームインディークラス、優勝しました!!

お世話になったみなさん、本当にありがとうございました。

tomu橋本さん
今回は準備段階から本当に色々ありがとう!
スキルなどを考えると自分なんかと一緒に色々やって頂いてホント感謝です。
これからもよろしくね!

d-draive店長&常連の皆さん
いつ行っても良くしてくれてありがとうございます。
シャーシ初優勝&ホイル連勝、ほっとしております。
ヨコマッチさん&隊長etc…応援ありがとう!
ちあきぱぱさんもいろいろ世話になっております。

うっどさん
うっどさんから受けた影響は計り知れません!
今年も素材&ディープな話本当にありがとうございました。

rusty#2さん
泥沼に引きずりこませていただきました(笑!
ドロームへの取り組み&探究心、そして走り。
全てにおいて超〜高い目標です。

おさわりさん
毎回スポッターをやってくれてありがとうございました。
的確な指示、冷静な判断。
おかげで何のトラブルもなく走れました。

おかのみず博士
今回のドロームを楽しめたのは博士のおかげです!
予選でのタイム争い&決勝でのあの操縦台。
この感じを大切にして来年に持って行きたいですね。

HIROSHIさん&ながっちゃん(?これでいいんでしたっけ)
一日目の夜、困っている自分を助けていただいて感謝です。
ああいうのもドロームならでは!なんですかね。

鳥@津さん&DRYさんはじめインディーカラーリング企画参加のみなさん
企画のおかげでモチベーションかなり上がりました。
目標でもある「リアルで速い」が達成出来ました。
ありがとうございます。

えろえろ仮面さん
去年の優勝がかなりスキルとして効いたんだろうね。
アンダーカバー貸してくれてありがとう(使わなかったけど(笑)
来年は出ようね、手伝わないけど!(!!

弟よ!
勝てたのはタイヤの性能が相当効いてる!
レインマスター改めハチマキマスターにしたら。
それと大事なイベントはドロームは避けようね!

他にも関係したみなさん、ありがとうございました。
不思議とそんなことばかり浮かんできます。
オスカーとった俳優のコメントもまんざら嘘じゃねーな。

もう一週間以上たちますが社会復帰は完全ではありません。
今年で3回目のドロームですが(ドライブは今年初)、
毎回、社会復帰が大変です。それくらいの刺激があるってことですね。
何回かに分けてレースレポートと車の紹介をしていきます。


今年は弟が都合で出られず、でも、どうしてもCSCに行きたく、自分で運転する事を決意し準備を始めました。自分的にはストックカークラスがやはりメインで「どうせ参加するならダブりたいな」的な軽い気持ちで今年からブラシレス&リポになるインディークラスにエントリーしました。去年一緒にやってた友達がトランザムに出てたのを見て、かなりお手軽な所も見てましたし。

去年の準備は一ヶ月前から始めました。と言ってもオリジナルシャーシでの参加を目論んでいたので当然図面は一昨年の大会終了直後からはじめてましたけど。
殆どの部品を一から起こす事を考えるとかなり無謀なスケジュールで、煮詰める事が出来ず、ろくな結果も残せなかった去年の反省から、今年は3ヶ月(開催時期のずれこみから結果的に4ヶ月間)前から準備を始めました。ところがまだこの時期は弟の参加もどっちつかずで方針も明確では無かったので、迷わず組めるインディーから準備を開始。”こんな前もって準備をはじめちゃうなんて自分偉いな〜”なんて思っていたのが大間違い!早く始めれば、やれる事も増える、細かな所を煮詰める内に潔癖性になってしまって、どんどん時間が過ぎていってしまいました。その間ストックは放ったらかし。最初はシャーシ起こすか!っと意気込んでましたが、
そのうち、
(時間も押してきたし、やっぱ去年の車の手直しで行くか…)が、
          ↓
(それじゃ結果的に納得いくまで詰められない!丁度CRC買ったしそれで出よう…)
になってしまいました。
ダメダメな妥協の仕方だったんですが、来年からのレギュ変更がほぼ内定していることを知り、それに合わせて色々変更しないと今年だけのために部品を起こす事になっちゃうじゃん!横浜!っと自分に言い聞かせ最低限の準備にとどめました。
その分インディーはtomuさんや博士さんと色々情報交換しながらやっていた事もあり、順調に(tomuさんなんかは早くカタチにしちゃった方がいいんじゃないの!っと思っていたと思いますが)準備が進み残すはボディー周りとなりました。所がここで本業の仕事が!結局一週間まえからボディー周りを始めるはめに…。実を言うと自分、ボディーとなるといつも急に手が止まってしまって…緊張しちゃうんです。カッコ良くしたいと思う気持ちと、ほどほどある自信が邪魔をして始めるのが怖くなっちゃうんです。ボディーのカットなんて何日もかかっちゃうし。そしてお約束の徹夜作業!結局木曜日の夜から殆ど寝ず、結婚式を来週に控える弟を巻き込んで作業終了。ゲートオープンの時間を超えた土曜日朝7時ごろ出発…。結局去年と寝不足具合は同じ。体調云々言える状態ではありませんでした。
そして初日を迎える訳ですが、急に不安が…

「ラジコン、コースで走らすの何年ぶりだろう…(遠い目)」

気づくの遅せーよ!
動作チェックもろくにしていない車が走る訳もありません。ハンドルは反対に切れるわ、右にハンドル切れないわで両クラスとも練習走行できず、不安な一日が始まりました。

ツヅク!