2009年12月22日火曜日

ミュージカルが終わって思う事

ミュージカル参加の皆さん、届かない様に書いておきながら、お疲れさまです。
今年も、若い子達、年配の方々、皆さんとても素敵でした。
ミュージカルという「舞台」を老若男女、大勢で仕上げて行く、キャスト、道具、事務局が1つの目標に向ってやり遂げる、間近でみていると、これは経験しちゃうとまたやりたくなるのも解ります。息子にはホントにいい経験になってるだろうな〜、羨ましいぐらいです。

そんなミュージカルも営利を目的としている物ではないので、毎年入場料で経費がペイ出来ればいいという状態で運営しています。区民の交流を立て前の目的としているので(もちろん本音は舞台が好きな人たちが舞台に上がれる様にする事、ようは単純に楽しいから!)助成金である「こども夢基金」などの補助を受けて運営している状態なのです。
こども夢基金はもともと名前の通り、子ども達の夢を実現するためにお金の面で援助する、のが目的なのですが、今年、民主党政権になって、あのみなさんも知っている「事業仕分け」の場で「廃止」が決定されたそうです。
自分たち親は子供がやりたい!と言っている事を苦しい生活からお金も時間もやりくりして出演させたり、高校生などはアルバイトをしながらそのお金で練習に通ったりしてる訳です。その姿は、とても素敵で微笑ましいのです。好きな事を一生懸命やっている姿というのはとても活き活きしていて力強い。

確かにお国の台所事情は相当悪そうです。家に置き換えれば生活する為に借金を繰り返している状態だとすると、とても健全ではない。あの事業仕分けを仕切っていた人たちはとにかく無駄を削れと相当言われていたのだとは思います。

しかし、どうして無駄を削るのではなく「夢」から削るんでしょうね?

最近の若者は〜とか色々言われて、異常な犯罪をゲームのせいにしたり、学校のせいにしたり…前から常々思うのは今の若者には「明るい未来」なんて見えないんだろうなっと思うのです。どんなニュースも暗い未来ばかり、そりゃ自暴自棄になる若者も増えるだろうな、と思ってしまう。自分達の若い頃なんて、未来は車が飛んでたでしょ?なにかワクワクする未来を見てたじゃないですか?

大人になれば誰だって、夢だけじゃ食って行けないとか、もっと現実を見ないとね!と、ほとんどの人間が思うはず。だけどそれまでの成長段階から、就職するための小学校受験(親はともかく子供がそういう事を意識しちゃう悲しさ)とか、夢も希望も持てない未来に向けて大人になるのはあまりにも可哀想…。

国のあり方については人それぞれあると思うけど、今の社会を見てると、若者がこの国を本当に誇りに思えるのか?社会の為に何か貢献したいと思えるのか?
若者がそう思える国づくりを国がしてるのか?と聞かれたら、とても自分にはそういう様には見えないんだよね。嘘っぽいマニュフェストや公務員や政治家の悪行が出てくるたびに怒るよりも心配になる(まあ、その昔は表にすら出てこなかったんでしょうけど)。

現実は厳しい、しかしせめて夢や希望を子ども達が子供の間は見れる社会を実現してほしいもんです。

だいたいさ〜
あの、自分はタレントの頃から大嫌いな女性議員(一番嫌いなタイプやねん、中身が無いのにお利口そうに振る舞うタイプ?)が言ってた「どうして2番じゃいけないんですか?」というアホな質問、しかもマジ顔で。最初聞いた時、笑いが取りたいのか?と思ったよ。物作りの人間がそんな気持ちで物作ってどうするの?大体があの質問を受けた時に、なんで反論できなかったんだろう…「あなたなら、1番の機械と2番の機械、どちらに物欲が湧きますか?一番仕事ができる人間と、二番目に仕事ができる人間、どちらに仕事を回しますか?」と言い返せなかったんだろう。「一番を目指して結果として2番や3番になるのはしょうがない」的な返答じゃ説得出来る訳がないと思うんだけど。もっとプレゼンの達人を連れて行かないと、相当な擦り込み&知識の無さで挑んでくるクライアントに対してキチンと説明出来ないじゃん。

まったく「こども夢基金」ぐらいはママからもらった○○億のお小遣いで継続してくれたらいいのに。

12 件のコメント:

やっとこ さんのコメント...

自分が参加したイベントが、皆と一緒に作り上げたと実感できるものだとしたら、息子さんはとても充実感を味わっているしょうね。
やり遂げる充実感、養われる協調性、自分の表現力の向上、得られる大勢の笑顔、ここで書いていて、自分に足りないものばかりだと思うと恥ずかしい限りです(汗)

事業仕分けではあらゆる分野で残念な結果となりましたね。
一番を目指さす事で得られるものの大切さも全く理解されていませんでした。
「クラリオンガールでなくちゃいけないんですか!?準ミス地元ではだめなんですか!?熱湯コマーシャルは司会じゃないとだめなんですか!?」

しかも、削った額以上の莫大な金額を海外にばら撒く事も決まり、結局、財源は足りないまま。
疲弊し半死状態の国内を全殺しにしかねないボンクラ政策を、現政権は全力で行っています。

ケタ違いの小遣いを貰っているあの62歳児政権には失望しましたね。
最初から支持していませんが・・・

現政権への不満を言ったら3日3晩でも足りませんが、せめて「夢と希望」くらいは手放さずに暖めたいものですね。

初めてのカキコで長文失礼しましたぁ;

tomu さんのコメント...

ミュージカル見に行きたかったよ~~
何はともあれ成功おめでとう御座います。

事業仕分けね~~
やる事自体は大賛成
1位じゃなきゃ駄目なのは
一般の主婦とか女性とかから見ると
普通の疑問かもしれないですよ。
スーパーコンピュターが何故必要か
なんて事は一般の興味ない人には関係ない話だから
レンポウさんは好きじゃないけど
当然の質問だったと思うけどね!!

問題なのは兄さんも言ってる通り
その事をちゃんと説明できなかった側にあると思うね。

ちゃんと説明できない事に予算は与えられないって事だわな。

全部を見た訳では無いから
なんとも言い難いけど
事業仕分け自体は良いことだとは思うよ。

現政権のほかの部分は微妙かな~~

まぁ一年生だから少し見守るかって感じです
前政権よりはましと思ってますから!!

RMbros兄 さんのコメント...

やっとこさん
どもです!これからはちょくちょく書いてください。

クラリオンガール…(爆!

まあ大体選挙直後の予想のままここまで来てますね。
少しオープンになった事がせめて前政権よりマシになったぐらい。

tomuさん
あのクラリオンガールを一般の主婦、女性として見ればのあの質問も納得ですが、本当はそれじゃ困る訳じゃん。あの詰め込みアナリストでも一応議員なんだし。もともとタレントの頃から頭の回転が悪いのに、どうして議員になろうと思ったのか不思議だったもん。

自分も事業仕分け自体はいい事だと思いますよ。
ただ前提が「予算を削る」事にあったのが問題。
今必要な事なのか、それとももっと後回しでもいいのか?無駄なお金の使い方じゃないのか?という事を議論する場じゃないとね。要するにカッコだけ「事業仕分け」ってこでしょう。

ほんと「お役所仕事」とは良く言ったもんだよね。
プレゼンに行ってる人間があれだと民間の企業じゃ絶対営業以外の部署に飛ばされるよ。

tomu さんのコメント...

いやね、
議員やあそこにいる仕分け人って人達は
一般人の代弁者な訳ですよ。
普通に疑問に思う事を率直にぶつけただけかなと思ったわけよ。
それをちゃんと必要って言えなかった方に問題が有ってお役所仕事だなってね。

ただちゃんと議論が尽くされたのかって言うと疑問も多い所で
全ての仕分け作業がもっと時間を掛けて議論するべき事だと思うわけよ。

まえ仕分けに上がった事柄以外にも
無駄を削除する部分はイッパイあると思うけどね!!

RMbros兄 さんのコメント...

tomuさん
ホントの意味での議員の意味は
「有権者の代表」な訳で、
もしそういう意味からすれば、あの質問は正しいかもね。

ただ、もし仕分け人として議員の代表であの場にいたとすれば、愚問以外のナニモノではないと思うんだよね。というか、事前の勉強不足以外から生まれた事だと重んだけど。ホントにこの事業がどんな意味であるのか?という事を解っていない、っていう質問が多かったじゃん。

まあ、どのみちあの程度の質問に動揺した人間の方が問題なんだけどさ。

事業仕分け自体が、おもいっきりパフォーマンスの匂いがするじゃん。「自分たちは無駄を省いて国民生活を〜」うんぬんの。

tomu さんのコメント...

仕分け人は民間から選出された人もいるから
基本的には国民の代弁者でしょうね。

パフォーマンスっぽいのはそうだけど
透明化しているのは良い事だと思うし
パフォーマンスっぽくしているのは
マスコミにも原因があると思うよ
まあ~まだ目新しいから
国民もマスコミも関心度が高いからね
勿論こうやって書き込みしている我々もね!!
これが、当たり前になって
尚且つ透明化のまま続いていく事が必要だわね!!

DEE さんのコメント...

こんなテーマで話してるの、初めてですね(笑

さて、ボクも全部を見れてないのですが
例のタレント議員の『2番じゃダメなの?』発言に関しては見てましたね。RMbros兄さんの言う”おバカ”な部分に関しては、他の政治家含め、多すぎるので辟易してます。見てるこっちが恥ずかしくなってムズムズしちゃうときもあるし、もう顔も見たくない! ってチャンネル変えちゃうこともしばしば。

ところで、アメリカの友人が言ってましたが、日本はアメリカあたりから某総書記の国と同等に思われてるんだそうです。
Yahooを開くと萌えアニメのフィギュアの広告がトップにドカンと出たり、政治家が酔っ払って会見したり、etc.etc....
『本当にすごく幼稚な民族だと思われている』と言ってました。まぁ、アメリカ人からどう見られているかはとりあえずいいとして、政治家もボクたちも、今はすべての人たちが、自分の根っこにあるものを見つめなおす必要があるのかな? と個人的には思ってます^^

RMbros兄 さんのコメント...

DEEさん
等のアメリカンも…だけどね。
奴らにとっては東洋人はひとくくりだからね。

全然違うんだけど、
昨日、冒険家の親戚が来てる時に話題になったんだけど、
「アメリカ人の無茶は死なない程度、一線は超えないように事前に準備してるけど、フランス人の冒険家はその一線を綱渡りで渡るのが冒険だと思ってる」ていう話をしたんですよ。エクストリーム系の物見ても、一見無茶してるんだけど、そう見えて実は救急ヘリが待機してたりね。
面白いですよね、文化の違いって。

やっとこ さんのコメント...

冒険家ですか・・・
実は僕の身内にもいた(ソレが原因で惜しくも故人となられました)のですが、やはり準備は念には念を入れて、更に・・・というレベルみたいですね。
もちろん安全対策が必要ですし、スポンサーから信頼を得る必要もあるから大変みたいです。
でもね、結構無茶するものなんですよ。
目標を前にすると衝動を抑えるのが大変なんでしょうね。
亡くなった際に謎の点があリ、その状況について触れたTV特番があったのですが、オイオイその道のプロだろ(汗;)と口に出ましたよ・・・一線を超える結果となってしまいました。


余談ですが、僕のツーリング仲間は、一線を超えても結構安心?なメンツです。

バイク屋
 バイクをブっ壊しても、ある程度は対応可能。
ナース(なんと三人!)
 コケてケガをしたり、体調不良でも安心!
レスキュー隊員
 大事故でも助けてくれ・・・る?
 Nos爆裂で遥か先に行っている場合アリ・・・
元国際A級
 峠で危険が少ない走り方を教えてくれる。
 が、人に教えるのがヘタすぎ。
葬儀屋
 万一、死んでも任せられる。
 但し、本人が死にそうな走り方をしてる。

後は警官と弁護士がいれば完璧ですかね?


ごめんなさい、関係無い話でした。

RMbros兄 さんのコメント...

やっとこさん
冒険家自身は当然死にたいと思って冒険に出かけてる訳じゃないと思いますが、冒険自体は「危険」の香りがしないと魅力ないですもんね。
その点アメリカのエクストリーム系の人たちって、上手い事やってるな〜っと思うんですよ。一見むちゃくちゃなんだけど、冒険家のそれとは違うでしょ?

仲間のバランスって重要ですよね…ハァ〜(爆!

セリカの男 さんのコメント...

今回の事業仕分けでは、私たち音楽家にとっても、
大きな影響のある事業が削減になったりしました。
そのため、我々はメールで連絡を取り合い、
文化庁宛に、意見のメールをみんなで送りました。
クラシックの音楽家たちは記者会見をしたり
していましたね。
我々の意見のメールが予想以上に多かった
ようで、先日夕方のニュースでも特集されました。
少しは声が届いたようで。しかし、それと
削減や廃止になることに影響があるのか
どうかは不明ですが。
そんなこともあり、今回の仕分けについては
テレビで放送されたものばかりでなく、
文化庁のサイトで、その事業についての
仕分け人の意見も調べましたが、やはりその中には、こちらとしては腹の立つ意見、
「こいつぁなんもわかっちゃいねぇ」って
意見もありました。そもそも論を言って
しまえば、文化事業に費用対効果を求めて
仕分け作業の場に出すこと自体が、全く
おかしな話なのです。それを口実に無駄遣い
したり優雅な生活を送る天下りを糾弾する
のは結構ですが、その彼らのお金を取り上げる
ために、その先にある真の事業を廃止しちゃ
意味がないんですよね。
仕分け人の意見をみていて怖いのは、
やはり、芸術とか文化をなんとも思っていないということ。日本では、駄目だといわん
ばかりの意見もあったりして。どうしようも
ありません。でも、みなさんが今回のことを
見て、何かを思ったら、是非とも少しでも
いいから行動していただけると、いつか
変わるんだと思います。

RMbros兄 さんのコメント...

セリカの男さん
いや〜、偉いですな、行動に出るのは。
自分なんてここでちょこっと書いたぐらいですからね。

自分は一番の問題は「予算を削減する」ことが前提にあった事だと思うんですよ。前にも書いたか…。
一般企業ならば、その案件を熟知している者どうしがプレゼンしあうのが普通じゃないですか。予算はかかるが中身は非常に効果がある、なんていう場合は特に相手に知識がなければ通る話じゃない。
今回の事業仕分けはその点、根本がなってない。
無駄を削るために、理解ていない輩を連れて来たら、文化事業は「無駄」にしか見えなかったのでしょう。
しかし自分の息子が参加している様な小さなミュージカルにも市民の心の底上げというか、ざっくり言うと「文化事業の意味」に近いものを感じるんですよね。伝統や文化の継承なんかも同じものを感じる。知り合いに地元の祭りを凄く大事にしている人がいるのですが、その人の話が新鮮だったのをよく覚えてます。
郷土愛、地元愛というのはその後ろにある愛国心に繋がっているんだと思うんですよ。
国旗掲揚や国歌斉唱を義務化して反抗したりすると罰則がある。そんな悲しい愛国心の植え付けより、文化事業で最終的な愛国心を養う方が、よっぽどロマンがあっていいじゃないですか。そえはスポーツもしかり…。
国旗や国歌を異常なまでに拒絶する人が多くいる事の方がほんとはもっと悲しい事なのに。

自分は常々思ってるのですが、
「一般人は奇麗ごとだけ言いましょう!」
なんですよ。細かい駆け引きや、汚い外国との取引なんて事は政治家が考えればいい事だと思ってます。
「しょーがないんだよアメリカと上手く付合うには」なんて事言って選挙にも行かないんじゃ…。

子育てに暖かい、なんて事を大きな声で唄ってますが、ほんとの意味での「暖かい」社会を目指してほしいですな。夢や芸術のない世界なんて…「クリープの無い珈琲」…あっ、自分はコーヒーはブラックです(笑!しかも紅茶派です。