2009年11月10日火曜日

world Drome 2009 report(1)〜気持ちの整理と現地入り

今回のドロームを迎えるにあたって、
「自分は何をしたらええのや?」
と悩む事が多く、目標を定められず困っておりました。いろいろな事からとても新車を起こす事は出来ず、何も動き出せない状態が続きました。
結局の所、無事開催が発表されホッとしたのは事実。なにより継続された事は本当に意味のある事だったと思います。今回ヤマ編が開会の時にも言ってましたが、この不況の中、開催する事に意味があるのでは?と自分でも思っていました。もちろん現実としてお金のかかる事、このご時世では難しい事も沢山あると思います。しかし!そんな時こそ明るい「何か」が必要だと思うんだよな〜。
自分たちも例年に比べて掛けれるお金は確実に少なく、色々な面で皆さんに泣きついて無駄な出費を抑えつつの参加でした。

去年のインディークラス制覇の牙城を守るべく、ダブルエントリーも考えましたが、全く新しい物を2台分揃えるとなると…今の自分にはちょっと荷が重い。出来ればあんまり手間をかけず(現地でね)にやりたいインディーだったので、ある重鎮の意見を聞いて納得、今年はストックカークラス一本で行く事に決めました。
大体まだ予選でマトモに走ったのが一回しかない大枚叩いた車が眠っているので、アイツに日の目を当ててやりたかったので車も決定。何処が悪かったのかは大体把握していたつもりなので少々のブラッシュアップで参戦する事にしました。
今回はそれよりもスケールアップの方で貢献したかったので、ボディーのグラフィック起こしが4枚、塗装が2.5枚、お手伝いが1.5枚とそちらに集中!ほんとにやりがいのあるデザインばかりだったので楽しかったんですが、事前に左手をケガしたのが痛かった。マトモにパソコンも使えず、ジリジリする事ばかり。時間ばかりが過ぎてしまい、結局例年と同じ状態です。車のブラッシュアップは弟に任せ、何とかマトモに使える様になった左手でせっせとボディーを塗って気が付けば前日(笑!メカ乗せを徹夜でしての出発でした。

11月開催ということで心配していた寒さも両日とも暖かいとの予報(弟と一緒だと全然安心は出来ませんが)土曜は予報通り晴天&温暖な天気、これは走る事に集中できそうです。

車の仕上がりは中々!機械工作に慣れている弟の作業は指定通りでバッチリです。特にタイヤに関しては脅威の仕上がり!それだけで好走を期待してしまいます。去年からの反省で車とプロポのセットもある程度していたので安心してフリー走行に挑めます。下に降ろしたらハンドルが反対に切れるなんて事は今回は絶対許されません(当たり前ね。
しかし、ブラッシュアップの効果が本当に狙った通りの効果を発揮するのか?マトモに走る車に仕上がっているのか?そんな事は走ってみなければわかりません。なにしろリップです。クリアウイングではありません。何が起こるかなんてわからない車です。猛烈に緊張しました。
フリー走行時は4ターンが夜露でウエット。それも緊張を増幅させます。

そしてフリー走行
普通以上に慎重にスタート。低速域はちょっと安定感に欠けますが、裏のストレートまで行くとドシッと安定して来ます!

「これはマトモに走れる!」

感動と緊張で手が震えます!濡れてる4ターンも平気。嬉しかったな〜!一昨年の問題点をちゃんと当てれた事、自分の狙った通りだった事が嬉しかった。安定して走る自分たちの車を運転するのはいい気分です!だけどちょっとトリムが右にずれてます。裏のストレートで直そうとした時、緊張して震える手が言う事を聞かず3ターンでクラッシュ…やっちまった…やってしまいました!右前足とシャーシの一部を破損。特にシャーシはスペアなんてありません。幸い剛性に影響している部分ではないので、グズグズになったシャーシの一部を切り取り、右足を応急処置。タイムは到底Aには届かないレベルだったのですが路面が乾かなそうなので、セットはそのまま、予選に望みます。

予選1回目
自分はフリー走行の延長のつもりで挑みます。車は治ったのか?それだけが解れば良しと思いながらスタート。ところが裏のストレートの真ん中でスピン&舞い上がりダイブ!治ってませんでした。右前足のボールエンドが簡単に抜けて走行不能。悪いリズムに陥りそうです。ピットに戻ってボールエンド&ボールを新品に交換。予選2回目に備えます。

予選2回目
初日の内にある程度メドを立てておかないと2日目はやれる事が限られてしまいます。指数もちょっと上げでスタート。よかった〜フリー走行の時のフィーリングに戻ってます!しかしアタックラップに入って3ターンを回ると何故だか失速!「やべっ!モーターか?」と疑いながら車を止めました。車を引き上げて眺めるとなんとリアハブが緩んでます(涙!Qtecのコレットハブは精度の面では非常にいいものでしたが、かなり締め込みをキツくしないと抜けてきそうです。自分の車はリアタイヤが68mm弱もあるので、多分遠心力&重量も大きいのだと思います。多分タイムも平凡、ちょっと焦りが出て来ました。

予選3回目
簡単な手直しと指数アップ、レフトハブをしっかり閉めて挑みました。速度はそこそこ、車は安定、ドライブするのが楽しい〜!しかしっまたも失速…どして?チャンと締めたよ?またも左ハブが緩みました(涙:タイムアップするもBギリギリ。

今年はそれほど順位にはこだわらず、この車はどうしたら走るのか?自分の卓上の理論は果たして合っているのか?を見極めたかったのでそれほどタイムには執着してなかったのですが、思わず好走して欲が出て来ました。

「是非ともファイナルに入りたい!」

レフトハブが緩む原因を探るサイテルでの時間がはじまるのです。

4 件のコメント:

DEE さんのコメント...

やっぱ徹夜でしたか。サイテルでの爆睡を見ながら
「相当疲れてんナァ…」と思いましたよ。
2日目もピットで寝てたしね。
本当に”がんばってんなぁ”と思いました。

RMbros兄 さんのコメント...

DEEさん
ドロームのピットで居眠りしたのは初めてです。
決して余裕だったわけではなく、ただ眠かった。
ある程度目標は達成してましたからね。

rusty#2 さんのコメント...

私も一度遠のいた気持ちを呼び戻すのに時間を要しました。なんせ、ここ何年でドロームの事を考えない月日なんて・・・。

徹夜ってか、完全にアドレナリン出まくって興奮して寝れないですよ、オレ。

RMbros兄 さんのコメント...

rusty#2さん
リズムある準備期間をすごせれば前の晩やサイテルで「寝れない」状態も考えられますが、自分の場合不摂生の積み重ねで、その状態を超えてるというか…。

まあダラしないって事で勘弁してください。