2011年1月14日金曜日

これを聞け!(7)Black Light Syndrome ~ Bozzio Levin Stevens


酷いジャケットだな…。こんなんだったら自分にデザインさせてください(笑。
しばらくコッチ系のネタで郁代、間違えた「行くよ〜!」

いわゆる企画ものの1枚。1997年作。スーパードラマーTerry Bozzio、変態ベースTony Levin、そして自分の大好きなギタリストSteve Stevens がチョイチョイっと仕上げたらしいインストアルバムです。

曲自体はどれも解りやすい、敷居の低い曲ですが…表現力の凄さというか、演奏力の凄さというか…3人とも異常です。未だに良く聞く1枚。一週間ほどでレコーディングしたらしいので、全体的に荒いですが、そこがまた良かったりします。緊張感が漂ってます。

1、The Sun Road
この曲に尽きるんですけどね、自分の場合。頭のギターのメロディーが心地よい。Steve Stevens ってメロディー弾かすと天下一品!映画「Top Gun」のあの曲の人です。特徴的な音の採り方、センス、憧れます。
それとTerry Bozzioの手数の多さ!単なるリズム楽器に収まってない凄さを感じます。曲の中間辺りの壮大な印象の部分のドラムがチョ〜カッコイイ!!
後半のスパニッシュ風の所が自分的にはいらないかな(笑。丁度この頃、Steve Stevensはどっぷりスパニッシュギターにハマっていたらしく、どうしても弾きたかったんでしょうね(笑。
ベースはリズムらしい事は殆どしてないかな?これだけドラムが無茶苦茶だとベースも自由になんでもありって感じです。
14分強もあるんだ…聞く人間の事は考えてねーな(笑!

2、Dark Comers
クリムゾンっぽいらしいです(笑。変幻自在のドラムを聞けます。相当重く叩いてます。それが中間になるとガラッと変わる…凄い。後半の掛け合いの部分のドラムが好きです。

3、Duende
普通スパニッシュギターって右手は爪弾きじゃないですか。でもSteve Stevensは全部ピックらしいです。ある意味凄い(笑。

4、Black Light Syndrome
アルバムタイトル曲。曲全体が緊張感の固まりみたい…この曲もカッコいいですよ〜。

5、Falling in Circles
頭の辺りは良いのに…後半がなんだか当たり前になって行く展開(笑。スピード感はあります。

6、Book of House
アコスティックナンバー。構成は単純なんですがこの曲は良いですね〜。ドラムとギターの絡み合いが凄いですよ。

7、Chaos/Control
オマケみたいな曲(Steve Stevensも後で言ってましたが「どうでも良い曲」らしいです。

アルバム全体、細かい所はSteve Stevensが後から入れていったらしいですが、アルバム自体に漂うなんともいえない緊張感、それと圧倒的な演奏力は聴いていて飽きないんですよね〜。変態系が好きな方におすすめ。
ちなみに同名義でもう1枚出てますが、そちらは完成度は高いが、内容は今イチの印象。結局それ以降このプロジェクトでのレコーディングは無いということは、2匹目のドジョウはいたけど3匹目は狙えないという事でしょう。

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